実学的信用教育提案と自由な情報発信 ブログ版
延滞防止のために ブログ版
          
  
 延滞防止のために        ストップ 借りすぎ゙ 貸しすぎ
ホーム3つのポイント>分割払いの進化と個人情報2
与信基準
= 辞退基準
主役は支払情報
事実+推定+金銭観
+人間観 → 判断
与信審査とは?
信用供与=辞退決定
営業拡大要請と
与信審査の役割
新任与信審査者心得
自分の金を貸す
5Cとは?3Cとは?
事実をジロジロ見る
辞退理由を
なぜ教えないの?
あまい与信とは?
与信ダンピング
あまい与信とは?
対ホワイト層、ブラック層
あまい取立てとは?
任意回収の心意気
途上与信とは?
ここで会ったが百年目
勤務先
勤務先電話番号
就業形態
年収
居住形態
家族構成
照会日
商品名
契約予定額
支払予定回数
登録会社名
氏名
生年月日
郵便番号
電話番号
住所
勤務先
勤務先電話番号は、
契約(申込)
記載情報を参照
契約日
契約の種類
商品名
支払回数
契約額(限度額)
契約終了予定日
登録会社名
支払情報
報告日
残債額
請求額
入金額
入金履歴
異動(延滞・保証履行・破産)の有無
異動発生日
契約条件変更内容
延滞解消の有無
延滞解消日
終了状況
加盟会社の途上与信問合せ情報
利用日
利用目的
利用会社名
CICの
独自収集情報
官報掲載情報
決定日
公告の種類(破産・失踪・民事再生)
公告の種類を補足する内容(破産廃止・再生手続開始など)
裁判所名
事件番号
電話帳掲載情報
氏名 電話番号
記録年月
本人申告情報(対CIC)
情報登録日
申告したコメント
本人依頼情報(対貸金業協会)
登録日
依頼内容の種類(紛失・貸付自粛・債務整理)
依頼した貸金業協会名

分割払い(後払い)の進化と個人情報 2

 自動車販売(市場)の売掛管理機能分化にみる
(下記で背景が白の場合、売買を視野に入れて説明)
 

昭和50年代(1975年〜)  ローン、クレジット時代の幕開け

売掛回収の機能分化がはじまる
 
   
自動車は、大衆のものになった。

分割支払い方法として、ローン、クレジットが、登場し

普及(昭和50年代後半)しはじめた。
 
 

 
丸專手形は、手形の管理に、大変手間がかかった。

おりから、コンピュータ化の進捗で、

銀行の、口座引き落としの、システムが、発達して来てた。

銀行は、管理工数低減と効率化の為、クレジットへの切り替えを促進した。
 

   
販売会社は、丸專手形からの金利収入があったが

長期売掛回収コストも増加していた。

金利収入ではないが、そのかわり、取り扱い手数料収入があり、

なおかつ、売掛回収労力と無縁である

ローン、クレジットのシステムを採用し始めまた。
 
  ローン、クレジット会社も、売り込み活動を、促進しました
 

セールスマンにとって、売掛回収活動は、当然、不評であった。

   
売掛回収に、手をやいていたセールスマン、サービスマン、販売マネージャーは、

渡りに船とばかり、手持ちの売掛債権を、ローン、クレジットの契約に切り替えた。
 
   
つまり、本当は、販売済みのお客様なのに、

新規を装ってまで、クレジット契約にした。
 
 

販売会社は、丸專手形の金利収入確保も重要であり、

新しい形態である、クレジットの採用については、先行きどうなっていくか、

様子見の姿勢であった。

つまり、車両拡販優先の中で、ノーコントロール状態に近かったというか

その都度、場合によって、クレジット、ローン会社の、売り込み競争を利用したわけだ。
 

  お客も、ローン、クレジットの手軽さを歓迎した。
   
一方、サラ金の社会問題化などを背景に、

個人情報保護の機運が高まり

運輸省からの登録情報分配データの中にあった

車庫証明の住所と登録名義人情報が、削除された(昭和50年代始め)。
 
 

 
折から、「OA」(オフィスオートメーション)ブームが起こり、

販売会社の電算化が始まりまった。

新車、中古車、サービス、部品の「売掛管理」システムが、

先進会社で稼働し始めまた。

システム化の、最優先は当然、「売掛管理」でたった。

昭和50年代半ばに至り、中規模会社に電算化の波は拡がった。
 

 

当時、昭和50年代(1975年〜)の与信審査
  
   
販売会社の与信審査スタンスは

昭和40年代と同様、引き続き、拡販重視だったが、

次のような変化がおきた。
   
取引歴のある良質な得意先は、丸專手形で、

その他は、ローンクレジットを組んだ。
 
 

ということは、売掛回収で、手をやきそうなお客の場合は、

「どのローン、クレジットに発注するか」を決めるという作業に、すり替わった。
 

   
車両購入見込み客を何人紹介したとか

質の良くない顧客のローン、クレジットを無理して組んでくれたとか、

営業活動の熱心さを天秤に掛けるとか、の駆け引きに変わったということだ。

こうして、徐々に、ローン、クレジットが増えていった。
 
 

 
その結果、悪質債権は

ローン、クレジット会社の貸倒償却コストを、極端に上昇させた。

信販会社の回収力は、それがメイン業務ですから強力。

しかしながら、

支払能力が無い、辞退すべき(与信審査が通らない)お客様からの回収は不可能だ。
 

  加えて、この当時、ローン、クレジット会社の与信審査は、まだ、手作業レベルだった。

ブラック(ネガ)情報の、共有化でもある、信用情報センター(CIC)設立は

昭和59年(昭和60年稼働)まで待つことになる。
 
   
この、手作業レベルの審査のやりかたは、

一般企業の、(与信)審査専門部署と基本的には、同内容。

違いは、信用情報センターを使用しないことぐらいだろう。

また、とくに、専門部署を持たない、一般企業にとっても

販売するか否かの判断をする際の、参考にもなると思うので

別項、「追加調査」として詳細を説明しよう。
 
   
このようにして、結果論としては、

販売会社の長期売掛(準貸倒償却債権)が、つけ回されることになった。

ローン、クレジット会社は、不良債権(貸倒償却債権)の山を築いたのだ。
 
 

機能分化とは、外注化のようなイメージもあるが、

そのような、計画的実施とは、ほど遠いものだった。

自由競争下の、産業構造変化。

ローン、クレジット会社の、血にまみれた、開拓話といえるだろう。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感謝
当サイトの挿絵は、
アートトゥデイジャパン
フリーイラストを使用
あなたの延滞確率、辞退基準
( ふつうの取引を再点検! 借金地獄は、隣りあわせ。多重債務者の減少を願う、ローン、クレジット、キャッシングのバーチャル与信審査 )
当サイトの内容及び情報は管理人「じーじ」の判断に基づくものです。あなたの自己責任にてご利用ください。
All Rights Reserved  当サイトはリンクフリーです